左からパナソニックGF1(1210万画素)、ソニーNEX5(1420万画素)、ソニーサイバーショットHX10V(1820万画素)、キヤノンEOS60D(1800万画素)の画素数である。ISO感度は200の設定で撮影してある。
このサイバーショットHX10Vは、裏面CMOSセンサーを採用している商品である。これまでの、裏面センサーを使用していなかったカメラの画素数が高いカメラは、明らかに画素数と解像度の状態がいいとは言えないものであった。APSサイズのデジタルセンサーのカメラと比べるとその細かなディテールは明らかに質の高いものではなかった。
面積比で7分の1ほどのセンサーでは、細かな同じが総数でも、表現できない状態であったが、裏面CMOSセンサーがデジタルカメラに採用されるようになり、改めて高画素数に対して、画像が遜色のないものになっているのには、撮影をして比べてみて驚いた結果になった。
ほとんどセンサーの大きさの分の違いは感じられないのである。データは、JPGの一番いい状態での撮影になる。撮影したものは、露出計の古いものを撮影してみた。画像は原寸大を張り付けてあるので、拡大してみて頂きたい。
このようにセンサーが小さくても、細部まで表現できるのであれば、センサーの大きさをうまく利用できるカメラの使い方が確立できる。ピントの合う範囲が、焦点距離の数値が小さければピントの合う範囲が大きいことを考えれば、ボケを生かした撮影を考えなければ、センサーの大きさと画素数は性能の基準にはならなくなってくる。
レンズ交換のない高倍率ズームのカメラの選択が一番使いやすいカメラの選択になってくる可能性がある。レンズの焦点距離がピントの合う基準になるからこのサイバーショットHX!Vは、望遠の撮影でも焦点距離は、68.48mmである。これで、35mmカメラ相当に値する焦点距離は388mmの望遠に匹敵する。わずか、220グラムのカメラでこの性能を考えるとコンパクトで安いカメラが一眼レフに劣るとも考えにくくなる。
もちろんオートフォーカスの移動も少ないのでピントを合わせる速度も速くなるはずである。
今までのコンパクトカメラがセンサーの大きさで性能が限られてきたが、この裏面CMOSセンサーと高画素数の組み合わせは意外にこれからのデジタルカメラの発展を大きく変えていく結果になるかも知れない予感がする。
下記の写真は、全体を撮影したもの。
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広角24mmから望遠1200mmまで、光学50倍ズーム「2群防振手ブレ補正」搭載。高画質を追求したハ
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